ビットコイン取引に対応した各種ウォレットには、4種類あります。ウェブウォレット、ローカルウォレット、ペーパーウォレット、ハードウェアウォレットです。
これに加えてスマートフォンウォレットもあげられることがありますが、ここではスマートフォンウォレットもローカルウォレットに含めることにします。
ウェブウォレットはオンライン上で保管ができるので、ハードディスクの容量をとることがなく、メールアドレスとパスワードだけで管理ができるということがメリットです。
しかし、セキュリティは取引所のウォレットとそう変わらず、ハッキングの被害にあう可能性もあります。
ローカルウォレットはパソコンのハードディスクにソフトをインストールして、ローカル環境で保管をするものです。インターネットにつながっていないパソコンに保管をしておけば比較的安全です。ウィルスなどをダウンロードしてしまって、ビットコインを盗まれてしまう可能性はあります。
ペーパーウォレットとハードウェアウォレットの2つはセキュリティ面で優れています。高額なビットコインを保管するならペーパーウォレットかハードウェアウォレットが望ましいでしょう。
仮想通貨の情報をウォレットに保管するということ
仮想通貨取引所はあくまでトレードをする場所なので、高額なビットコインを保管することには向いていません。
ハッキングの被害にあう可能性のほか、企業が潰れてしまうというリスクもあります。
トレードをするときにだけ送金をするようにしておきましょう。ビットコインの送金にかかる時間は10分程度なので、価格が暴騰して売りたいときなどにも比較的すぐに対応できるでしょう。
それぞれのウォレットの特徴を理解して、資産を分散させておくことがおすすめです。ペーパーウォレットやハードウェアウォレットはセキュリティ面で強いですが、盗難や紛失などのリスクはあります。
オンラインウォレットはセキュリティ上で不安があるものの、インターネットに接続できる環境があり、メールアドレスとパスワードさえわかっていればいつでも取り出せるというメリットもあります。
家が火事になっても、インターネット上に保管をしていれば失われることはありません。
仮にメールアドレスやパスワードを忘れてしまったとしても、日本の取引所のウォレットを利用していて、しっかりと本人確認をしていたならば仮想通貨を取り出せる可能性もあります。